ボルチモアの観光とお土産について
季節外れの更新ですが、ボルチモアのクリスマスや年越し関連の観光をアクセス・駐車場の情報を交えて記載します。また、年中楽しめる観光スポットや飲食店、ボルチモアっぽいお土産についてもまとめます。(治安については別途まとめる予定です。)
旅行者も住んでいる方も使える情報かと思いますが、長くなるため関連するところを参照願います。
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[11月下旬~1月頃]ボルチモアの観光スポット
①(~12/31)クリスマスのイルミネーション - ハンプデン
クリスマス近くになると、アメリカの街全体はクリスマスの装飾でとてもにぎやかになります。そして日本とは違い、12/25を過ぎて(ものによっては年を越すくらいまで)飾り続けられます。
ここボルチモアにはこの時期のイルミネーションが有名な一般の住宅街の一角があり、34丁目の奇跡と呼ばれてちょっとした観光地となっているようです。
実際に12/24の夜20時ごろに行ったところ、本当に多くの人でにぎわっていました。車で近くまで行けますが、あくまで普通の住宅街のため、わたしが行ったときは近くの停められる路肩を見つけ歩いて見に行きました。(路上駐車のルールについては別記予定。)ちらっと眺めるだけなら車で通りすがることもできますが、そのエリアはかなり混んでいることが予想されるので注意が必要です。近くにはバス停もありますが路線と時刻表は要確認です。
装飾で有名なエリアは60mほどと短いですが、ほかと比べると際立って凝っています。ただし出店などがあるわけではないので、ほかの観光を楽しみつつここへ立ち寄るのがおすすめです。
ミラクル・オン 34th ストリート, ハムデン - Googlemap
「34丁目の奇跡」歴史あるXmasイルミネーション、米国 写真22枚 国際ニュース:AFPBB News
34thstreet
②(11月下旬~12/24)クリスマスヴィレッジ - インナーハーバー
この期間インナーハーバーではちょっとしたクリスマスマーケット(Christmas Village in Baltimore)が開催されます。ドイツっぽいコンセプトで、規模はかなり小さめですが飲食のほかにもオーナメントや手袋などの小物の出店があります。
インナーハーバーは公共交通機関が充実していてアクセスしやすいです。車の場合は、有料駐車場も所々ありますがそれなりに高いため、周辺の路肩で停められる場所がうまく見つかればそのほうがよいと思います。路肩は無料のところと有料のところがあります。わたしが12/24の午後に行ったときは、会場より南側のMaryland Science CenterからAmerican Visionary Art Museumにかけてのあたりで探して停めました。ちなみに、12/25は休館としている観光施設も多いため要注意です。
Home | Christmas Village in Baltimore
③年越しカウントダウン - インナーハーバー
アメリカではお正月自体は日本ほどイベント的ではないようです。年越しのカウントダウンで盛り上がったあとは日常が待っているみたいな雰囲気があるように思います。
インナーハーバーではカウントダウンに花火が上がるため、外にはイベントスペースが設けられ、付近のバーでは年越しパーティープランもあったりします(事前予約制が多い。検索方法は下記「[通年&そのほか期間限定]ボルチモアの観光スポット」前半参照)。この時期は冷え込むので、防寒対策はしっかりしたほうがよさそうですね。
また、お家で過ごす派の方にはABCチャンネルなどでニューヨークのタイムズスクエアのにぎやかな様子が放送されるのでそちらもおすすめです。わたしが見た時は体感気温マイナス20℃のなかではしゃぐ人々や音楽のパフォーマンスが中継されていました。
https://tokuhain.arukikata.co.jp/washington_dc/2016/12/post_213.html
④(番外編)American Visionary Art Museum - インナーハーバー
こちらの美術館は、通年営業していますが1月の第3月曜日のMartin Luther King, Jr Day (キング牧師記念日:1963年にワシントンDCにあるリンカーン記念堂の前で“I have a dream”のスピーチをした、アメリカの公民権運動で有名なキング牧師をたたえた祝日)を年に1回の無料開放日としており、入場料なしですべて見て回ることができます。
美術館好きの方はもちろん、ミュージアムショップでの買い物や3Fのお洒落なレストランでゆっくりするのもおすすめです。
マーティン・ルーサー・キング・ジュニア・デー (アメリカの祝日)
American Visionary Art Museum
http://www.sideshowbaltimore.com/new/index.html
Home - Encantada Main
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[通年&そのほか期間限定]ボルチモアの観光スポット
まずはこちらのまとめが特に参考にしやすいと思います。
※American Visionary Art Museum については上記「[11月下旬~1月頃]ボルチモアの観光スポット」参照。
日程とエリアが決まっている場合、フェイスブックをやっている方であればイベント検索機能が便利です。アメリカ全体の1年中のイベント情報が、お祭りやらヨガ教室まで幅広く大小かなりの数で収集できます。評価・コメントだけでなく写真や動画を見たりネットで再検索すると実際の様子がよりイメージしやすいです。(個人的には、日本で生活していたエリアのときよりも全体的にレビュー数多め&評価高めにされていると思って参考にしています。)
以下は、↑のまとめサイトと重複するところがありますがわたしのメモも兼ねた紹介です。
①National Aquarium(ナショナル水族館) - インナーハーバー
金曜日の夕方は入場料が半額になります。時期と時間帯にもよりますが、混むためチケットは事前予約がおすすめされていますね。
建物の設計は、ケンブリッジ・セブン・アソシエイツ(=C7A、アメリカで発足した建築家グループ。1962年~)所属のピーター・シュマイエフ(Peter Chermayeff、水族館や展示場に長けた建築家。1936年~)です。彼の代表作はほかに、海遊館(1990年,大坂,日本)、テネシー水族館(1992年,テネシー,アメリカ)などがあり(ナショナル水族館は1984年)、いずれも巨大水槽を中心に観覧スロープが取り囲むという導線が特徴ですが、外観も少し似ているかもしれません。
National Aquarium - Baltimore, MD
海藻の間でたわむれるラッコやアザラシが見られる! (2ページ目):日経ビジネスオンライン
アクアリウム幻想
②世界貿易センタービル(27F:展望台Top of the World Observation Level) - インナーハーバー
1977年に建てられた地上30階建て、高さ約131mのビルで、五角形の建築物としては世界一の高さを誇ります。設計はイオ・ミン・ペイ(Ieoh Ming Pei、光こそが鍵であるとしてガラスを用いたり幾何学的な表現が特徴の中国系アメリカ人建築家。1917年~)で、彼の代表作はほかに、ルーヴル美術館のメインエントランスであるルーヴル・ピラミッド(1989年,パリ,フランス)、MIHO MUSEUM(1997年,滋賀,日本)などがあります。
ボルチモアの絶景!世界貿易センタービル(トップ オブ ザ ワールド) | RETRIP[リトリップ]
イオ・ミン・ペイの建築: 建築とインテリアのデザイン
ルーヴル美術館の「ガラスのピラミッド」で有名な建築家が設計した博物館が日本にある - NAVER まとめ
: 左が世界貿易センタービル、中央がナショナル水族館。
③The Maryland Zoo in Baltimore - ハンプデン付近
1876年に開園し、アメリカで3番目に古い動物園です。動物の総合数は上野動物園の1/3くらいですが、敷地総面積でいうと上野動物園の4倍くらいあるので要注意です。アフリカペンギン(=ケープペンギン。フンボルトペンギンに似ている)の飼育が北米の中でも大規模なのと、しろくまをやや推しているようです。
Home | The Maryland Zoo in Baltimore
④Baltimore Museum of Art(ボルチモア美術館) - ハンプデン付近
特別展で設定されていない限りは入場料無料です。かなり見応えがあります。駐車場もありますが、空いていれば路肩でも。付属のレストランもあるし、近くに飲食店はたくさんあります(下記「上記観光スポット以外でのボルチモアの飲食・お土産」参照)。
⑤(夏がメイン)かに料理
ボルチモアはかに(香辛料がまぶされたかにをハンマーで割って食べる)が有名です。飲食店はもちろんイベントも開催され、お土産としても至るところでかにグッズが見られます(下記「上記観光スポット以外でのボルチモアの飲食・お土産」参照)。
⑥(4~9月頃)カムデンヤードで野球観戦 - インナーハーバー付近
MLBのボルチモア・オリオールズ(Baltimore Orioles、BAL)の本拠地で、日本人選手だとかつて上原浩治選手や和田毅選手が在籍していたようですね。チーム名はメリーランド州の州鳥であるボルチモアムクドリモドキ(Baltimore Oriole)が由来で、略称としてO'sまたはBirdsとも呼ばれているそうです。
OriolePark.com | Baltimore Orioles
Camden Yards | マンハッタンで考えてみた - 楽天ブログ
【保存版】アメリカメジャーリーグ観戦のチケット5つの購入方法!お得な買い方から確実な買い方までMLBを完全網羅 | チームトラベラー-世界中を自由に旅するための物語-
⑦(8~12月頃)M&Tバンクスタジアムでアメフト観戦 - インナーハーバー付近
NFLのボルチモア・レイブンズ(Baltimore Ravens、BAL)の本拠地で、レイブンズは第35回(2001年)と第47回(2013年)のスーパーボウルで優勝しているようです。チーム名はボルチモアにゆかりのある作家エドガー・アラン・ポーの「ザ・レイヴン(大鴉)」が由来で、チームマスコットは3羽のワタリガラス(名前はそれぞれエドガー、アラン、ポー)だそうです。
Baltimore Ravens | Home
Baltimore Ravens | M&T Bank Stadium
日系アメリカ人でNFL選手、ハルキ・ナカムラを知ってますか?
日本人選手 | NFL JAPAN.COM
ちなみに、北米4大プロスポーツリーグは、NFL(National Football League、アメリカン・フットボール・カンファレンスとナショナル・フットボール・カンファレンスの2カンファレンスが各4地区で合計32チーム)と、MLB(Major League Baseball、ナショナルリーグとアメリカンリーグの2リーグが各3地区で合計30球団)と、NBA(National Basketball Association、東西2つのカンファレンスが各3つのディビジョンで合計30チーム)と、NHL(National Hockey League、イースタン・カンファレンスが2地区各8チーム、ウェスタン・カンファレンスが2地区各7チーム)の4つと言われていますが、競技全体としての人気では最近アイスホッケーよりサッカーが上回っているという話もあるそうです。
NBAとNHLは現在ボルチモアのチームとしてはありませんが、近場のワシントンD.C.を拠点として、NBAはワシントン・ウィザーズ(Washington Wizards)(シーズンは10~6月頃)、NHLはワシントン・キャピタルズ(Washington Capitals、Caps)(シーズンは10~4月頃)があります。
Washington Wizards | The Official Site of the Washington Wizards
Official Washington Capitals Website | NHL.com
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上記観光スポット以外でのボルチモアの飲食・お土産
①インナーハーバー付近
②ハンプデン付近
ちなみに、飲食店だと、わたしの場合はGooglemapとYelpと見た感じの直感で選びます。(ただ上記にも書いたとおり個人的には、レビュー数多め&評価高めにされていると思って参考にしています。)
お土産はこの記事で述べた各観光スポットで購入するほか、以下のサイトが分かりやすかったです。また「アメリカっぽいもの」であれば、トレーダージョーズなどのスーパーや、ライトエイドなどの薬局、ウォルマートなどで売っているポストカードやお菓子などもよいかもしれません(店舗によってはボルチモアの州旗やかに、オリオールズのグッズも安く売っています)。
①インナーハーバー付近
インナーハーバーあたりには飲食店がたくさんあります。ハードロックカフェや人気ハンバーガー店のシェイクシャック、ファイブガイズもあります。
また、4~12月の日曜の午前中にはファーマーズ・マーケットが開催されます。野菜や果物、花などが多いですが、食べ歩きできるものやちょっとした小物も売っています。
Hard Rock Cafe Baltimore - Baltimore Inner Harbor Restaurants
↓どちらかというとしっかりごはん系
Miss Shirley’s Cafe
Faidley Seafood
City Cafe
3 Bean Coffee
↑どちらかというとカジュアル・カフェ系
Crabby Jack's General Store :ボルチモアらしくておすすめ。
②ハンプデン付近
今回紹介したハンプデン付近では、W 36th Street あたりに飲食店が並び、ちょっとした雑貨屋もいくつかあります。
↓どちらかというとしっかりごはん系
Paulie Gee’s Hampden
The Food Market
Souvlaki Greek Cuisine
Spro Coffee
The Charmery
↑どちらかというとカジュアル・カフェ系
In Watermelon Sugar :雑貨屋さん。
↓ボルチモア美術館の東側あたり(ハンプデンと逆側)にもいくつか飲食店があります。
Pizza Studio
Tamber’s Nifty Fifties Dining
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以上、ボルチモアの観光やお土産などについてまとめました。
少しでも参考となりましたら幸いです。