make it count

日本で会社員→アメリカのボルチモアで駐在妻。思いつくまま備忘録。

英語表現と歌詞和訳“Wonder”(by赤西仁)

 “Wonder”(by Jin Akanishi, 赤西 仁、2020)の歌詞を抜粋し、日常やビジネスで使えるかもしれない英語表現や類義語をまとめます。

 (2009年・2011年のfeat. Crystal Kayさんのバージョンではなく、2020年の赤西 仁さんのアルバム“OUR BEST - YOUR BEST”から引用しています。)

 歌詞和訳はわたし個人の解釈によるものですのでご了承ください。

 また、“Wonder”ということで、英語についてわたしがアメリカ暮らしの中でなんとなく考えていたこと、黒人(人種)差別やデモについて思うことなども記載します。

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*

T-I-M-E to party feeling free

With my hat brim low and my hoodie up

People wall to wall when that bass hits

Yeah, it just fits I move cross the floor

 

Let the music come and take control

As it hits your soul it fills you up

Universal style what y'all hearing for miles

And we'll let the bass pound

And share that crystal clear now bounce... (bounce...)

 

*

Wonder

 - Words by Jin Akanishi, Crystal Kay, Joey Carbone, Kiyo Tsurumi, Josh Keibo
 -  「OUR BEST - YOUR BEST」(2020年)より引用

 

パーティーの時間だ 開放的になって

ハットのつばは深めに、フードをかぶって

ベースの低音が鳴ると 壁から壁まで人で埋まる

それで、おれはフロアを横切って、ただそこへ溶け込んでく

 

音楽に身をまかせて、音にのって

音が心を打ち、満たしていくままに

どんな人にも響くスタイル、それは遥か遠くにいるみんなにまで届くもの

そして、ベースの低音が響くままに

澄んだ音を共有して今、跳ねる

 

※ feel free (to do): 気軽に・自由に・気負うことなく・気兼ねなく・自然体で。

 → “If you have any questions, please feel free to contact us.”: ご不明な点がありましたら、お気軽にお問い合わせください。

  ≒ “If you need any further information, please do not hesitate to contact us.”: より詳しい情報をお求めの方は、お気軽にお問い合わせください。

 ※ “If you have any questions, please let us know.”: ご不明な点がありましたら、お知らせください。

  (let us know よりも、do not hesitate to contact us や feel free to contact us の方が丁寧な印象を与えるため、ビジネスではより好んで使われる。一方で、pleaseがついていてもいずれも丁寧・フォーマルな表現ではない・上から目線で押し付けがましいと感じる人も、たまにいる。メールなどの書き言葉では、don’tと略さずdo notとした方が丁寧。)

 ※ “Should you have any questions(/problems), please feel free to contact us at anytime.”: ご不明な点がございましたら、いつでもお気軽にお問い合わせください。

  (“Should you have any questions,”は”If you should(=shallの過去形) have any questions,(仮定法)”を倒置したもの。”If you have any questions,(直接法)”だと相手が質問してくる(≒相手の知識がそういうレベルである)ことを話し手が想定しているが、仮定法だと相手は(既にご存知のことで)質問はないかと思いますが、という話し手の謙遜の気持ちが入るため、より丁寧に聞こえる。ただ英語圏でこのレベルの丁寧さは、よほど言いにくい状況でないとまどろっこしい、余所余所しい、仰々しいと受け取られるケースもある。)

 ※ “I’m happy to take questions as I go along.”: (スピーチなどの最後で)質問にはどんどん答えていきたいと思っています。

 ※ "I would be pleased to receive a call from you.”: お電話をいただければ幸いです。

 ※ ”I welcome any questions or comments you might have.”: どんなご質問・ご意見でもありましたら喜んでお待ちしております。

 

※ hit: どこか狙ったところを打つ・叩く・当たるイメージ。大きめの1発。

 → “I hit my knee on the corner of the desk and got a bruise.”: 机の角に膝をぶつけて痣が出来てしまった。

 → “She had been hit by a car when she was a child(/kid).”: 彼女は子供の頃車に轢かれたことがあったそうだ。

 → “The most powerful typhoon on record threatens to hit Tokyo tonight.”: 今夜、観測史上最も強い台風が東京を直撃する恐れがあります。

 → “He hit .282 last season.”: 彼の昨シーズンの打撃成績は2割8分2厘だった。

 → “He hit a single hit in his third at-bat.”: 彼は3打席目でシングルヒットを打った。

 → “He got a base hit in his only at bat in the top of the 9th inning.”: 彼は9回表の唯一の打席でシングルヒットを放った。

 → “Temperatures hit record highs(/lows) today.”: 今日の気温は過去最高(/最低)を記録しました。

 

*

Hey, do you understand the beat done changed

As I make them girls jump turn it up

It's a phony world we live in

People faking and taking

What's not theirs from you

 

Life is full of ups and downs

Discriminations all around

Help us change the nations

And the problems that were facing now

 

*

Wonder

 - Words by Jin Akanishi, Crystal Kay, Joey Carbone, Kiyo Tsurumi, Josh Keibo
 -  「OUR BEST - YOUR BEST」(2020年)より引用

 

ねえ、おれがみんなを跳ねさせアゲさせるのに

リズムを変えたのが分かる?

いんちきの世界だよ、おれ達が生きているのは

あいつらは、まやかしながら、我が物顔でみんなのものを奪ってくんだ

 

人生はいいことやわるいことで溢れてて

差別はそこら中にある

変えようとしてるから手伝ってよ

この国を、今、目の前にあるいろんな問題を

 

※ beat: 優位に立って勝つ、あるいは連続して打つ・殴るイメージ。

 → “Oh my gosh, my heart began to beat faster(≒ began to pound). I’m so nervous!”: うわ~、心臓がばくばくしてきた。超緊張する!

 → “Beat them!”: やっちまえ!(スポーツ・ゲームなどで、相手を倒せ!叩きのめしてやれ!という時にも使われる。”I will beat you!”)

 ※  "I will beat you up!”は暴力行為の脅しの意味、肉体的に傷つけるニュアンスにしかならないので注意。

 → “Beat egg whites until stiff.”: 卵白をかたくなるまで泡立てる。(レシピ等で頻出)

 

- 「打つ・叩く・殴る」いろいろ -

※ hit: 狙いを定めて打つイメージ。(手や棒や何かを使って)人や物を素早く打つ・叩くことを表す、一般的な単語。通例では1回。

※ beat: 手や棒や何かを使って何度も、通例強く、打つこと。

※ strike: 手や武器や何かを使って、人や物を強く打つこと。

※ punch: 特に喧嘩のときに、握りこぶしで人や物をできるだけ強く殴ること。

※ knock: ドアを叩いたり、素早く叩いて落としたり移動させたり、人を激しく叩くこと。

※ slap: 手のひらで平らな面をぴしゃりと叩くこと。

※ clap: 拍手すること。あるいは、親しみを込めて背中や肩をぽんと叩くこと。

※ bang: 大きな音がするくらい何かを激しく叩くこと。

 

※ face: 顔や、周りから見える表の面。またはそれがどこかに向いているイメージ。

 → “She slapped him across the face with anger.”: 彼女は怒りで彼の顔を平手打ちした。

 ※ "She slapped his face with anger.”: 彼女は怒りで彼の顔を平手打ちした。(叩く場所がより強調されているニュアンス)

 → “Why don’t we meet face-to-face in my office this afternoon?”: 今日の午後、わたしのオフィスで直接お会いしませんか?

 → “Social media has helped to change the face of business marketing.”: SNSはビジネスマーケティングの様相を変えてきた。

 → “Always to check the projection screen after presenting each new slide, make sure you turn back around again to face the audience.”: 新しいスライドを表示させるのにスクリーンを確認したとしても、必ずまた観客の方へ向き直るようにしてください。

 → “We are faced with serious financial problems.”: 我々は深刻な財政問題に直面しています。

 → “I can’t face the possibility of my dog’s death.” ≒ “I can't stand(/bear) the thought of my dog possibly dying.” : うちの犬が死ぬかも知れないなんて耐えられない。

 → “We should definitely choose a new house that faces south.”: 新居は絶対南向きのを選んだほうがいいよ。

 

*

Have I seen you around before?

But if not let's start off by saying hello

I really wanna dance tonight

Don't waste my time

 

I wonder... wonder... wonder... 

Why the world is going under

When we're sitting here tonight

Forget our differences tonight

I wonder... wonder... wonder... 

Will it be... just you and me

  

*

Wonder

 - Words by Jin Akanishi, Crystal Kay, Joey Carbone, Kiyo Tsurumi, Josh Keibo
 -  「OUR BEST - YOUR BEST」(2020年)より引用

 

前にここらへんで会ったことあったかな?

初めましてだったとしても、ただ”hello”って言って始めよう

今夜は本当に踊りたいんだ

時間を無駄にしないで

 

おれはずっと考えてたんだ

どうして世の中は沈んでいくんだろう

おれ達が今夜ここにこうして一緒にいる間にも

お互いの違いは今夜は忘れて

おれはずっと考えてたんだ

このまま、おれとおまえだけでいられないかなって

 

※ Have you (ever) seen(/met) 人 before?: これまでに(人に)会った・見かけたことがあるかどうか訊いている。

※ Have you (ever) been 場所(=there, here, to 地名など) before?: これまでに(場所に)行ったことがあるかどうか訊いている。

 → “Have you seen my sister before? She’s a lot like me.” わたしの妹に会ったことあったっけ?わたしにすごい似てるんだよね。

 → “Have you ever been to Tokyo before? I grew up there.” 東京に行ったことはありますか?私はそこで育ったんです。

 → “Have you ever been to that bar? It’s so chill place.” あの飲み屋に行ったことある?ゆっくりできて超いいよ。

スラング「chill」の意味と使い方!ネイティブがよく使う表現を紹介します | 英語部

starbucks-mugs.com

: スタバのご当地マグカップ、Been Thereシリーズ(手書き風デザイン)の一覧。集めだすときりがない。でも可愛い。ミニサイズのマグカップ(オーナメント)は飾り用。これの前のYou Are Hereシリーズも違う画風で可愛い。

 

※ wonder: 何がどうしてそうなるのか、知りたがって考えているイメージ。驚き・感嘆・興味・好奇心・不安・疑い・不思議に思う気持ちが加わることもある。

 → “I wonder what his parents think of me.”: 彼の両親はわたしのことをどう思っているのなあ。(※ 現在形: 今この瞬間考えたというよりも、日頃から何となく一般的に考えているニュアンス。)

 → “It’s not to be wondered at that he is worried.”: 彼が心配するのももっともだ。(← 彼が心配するのは不思議なことではない。)

 → “ ‘Why would nobody help her?’ I wondered.”: 「なぜ誰も彼女を助けないのだろうか」と僕は思った。(※ 過去形: 純粋に過去に考えたことを表す。thinkを過去形にして”I thought ~.”とすると丁寧・控えめなニュアンスになるが、”I wondered ~.”にその雰囲気はない。)

 → “I’m wondering about Tom. He hasn’t come back yet.”: トムはどうしたのかな。まだ帰ってきてないんだ。(※ 現在進行系: ちょっと前から今もなお引き続き考えている。ちょっと考えているんだけど…というニュアンス。)

 → “I was wondering if you could help me with this.”: ちょっとこれに手を貸していただけませんか。(← あなたはこれに手を貸すことは出来るかしらとわたしは思っていました。)(※ 過去進行系: 今がどうかはさておき、ちょっと考えていたんだけど…というニュアンス。遠回しかつ相手に判断を委ねている表現になり、丁寧で柔らかい印象となる。転じて、控えめに依頼・提案・尋ねるときに使う。ただし、そこまで丁寧語が求められていない場面で使うと、自信なさげ・卑屈・心を開いていない・余所余所しい印象を与えてしまう可能性もある。)

 → “We were wondering if you’d like to come over for dinner tonight.”: 今晩よかったら食事にいらっしゃいませんか。(← あなたが今晩食事をしに来たいと思ってくれたらいいなあとわたしは思っていました。)(※ 過去進行系。同上。)(※ come over: (話や食事をしに)やって来る)

 → “I was wondering if there might be something on your mind.”: 何か気がかりなことでもありましたか。(← あなたの心の中に何かがあるかもしれないとわたしは思っていたのですが。)(※ 過去進行系。同上。)

 

*

You know my name, but are you feeling me

I'm liking the way you move

 

I love the way you got me feeling it

Moving to the beat with you

 

I wanna be like this forever

Trapped in your arms tonight

I hope it's not the end

Coz I don't wanna say good bye

  

*

Wonder

 - Words by Jin Akanishi, Crystal Kay, Joey Carbone, Kiyo Tsurumi, Josh Keibo
 -  「OUR BEST - YOUR BEST」(2020年)より引用

 

おれの名前はわかるでしょ、でもおれのことちゃんと感じてるかな

おまえの動く姿が気に入ってるよ

 

おまえがおれを受け入れて感じてるのが好き

鼓動にむかって一緒にいくのが

 

ずっとこうしてたいんだ

今夜こうして腕の中にとらわれて

これが終わりじゃないといいな

だってバイバイは言いたくない

 

※ move: (物や人、人の心を)動く・動かすイメージ。移動する(させる)、進む(進ませる)、行動する(させる)。

 → “I could hardly move in the subway this morning. It was too packed(/crowded).”: 今朝は地下鉄の中でほどんど動けなかったよ。あまりにも満員でさ。

 → “It might be time you moved on without her.”: そろそろ彼女なしで前に進む時が来たのかもしれないよ。

 → “Are you moving to the US this summer?”: 今年の夏にアメリカに引っ越すの?

 ※ ”Are you going back to the US?”: (未来のことだし確実ではないと思いますが)アメリカに戻りますか(予定として本当に決まっているのでしょうか)?→単に予定を訊いている、あるいは予定が変わってこのままここにいることを期待している(アメリカに帰ることを惜しんでいる)かのようなニュアンスもあるので、失礼にはならない。

 ※ ”Will you back to the US?”: (それは絶対に変わらないことだと思いますが)アメリカに戻りますか(戻りたい気持ちが強いですか)?→アメリカに帰るという返答を急かされている・期待しているようにも聞こえるので、言われた相手は悲しくなる。よってこの状況で”Will you ~?”は使わない。

 → “The audience was deeply moved by his speech.”: 聴衆は彼の演説に深く感動した。

 

※ trap: 閉じ込めて、動けなくさせたり抜け出させなくするイメージ。

 → “If you have a mouse trap in your house, place it out of range of your cat.”: 家の中にねずみ取りの罠を仕掛けるなら、猫の手が届かない場所に置くこと。

 → “Always be careful before you purchase. Otherwise, you can fall into a trap of focusing too much on getting more loans instead of paying off other bills.”: 何かを購入する時はいつも気をつけなさい。そうでないと、他の支払いを済ませることよりも、より多くの借金を組むことに集中する悪循環に陥ってしまいますよ。

 → “This yoga pose will work for digestion and trapped gas(≒bloating).”: このヨガのポーズは、消化不良や腹部膨張感に効果があります。

 → “She was trapped into protesting his innocence .”: 彼女は騙されて彼の無実を主張した。

 → “The next intersection has a speed trap.”: 次の交差点には速度監視カメラがあるよ。

 ※ “Trap music is a subgenre of hip hop that originated in the Southern United States during the late 1990s. Its name comes from the Atlanta slang word "trap", which refers to a place in which drugs are sold illegally. It’s known for its harsh hip hop sound, and grim and aggressive lyrics.“: トラップとは、90年代後半にアメリカ南部で発祥したヒップホップのサブジャンル。名前の由来はアトランタのスラング”トラップ”で、ドラッグが違法に売られている場所を指す。激しいヒップホップのサウンドと、辛辣かつ攻撃的な歌詞で知られている。

 

*

I wonder... wonder... wonder... 

If we can see past the color

Come together tonight

I wonder... wonder... wonder... 

After all it's too late

I'm already falling for you 

 

*

Wonder

 - Words by Jin Akanishi, Crystal Kay, Joey Carbone, Kiyo Tsurumi, Josh Keibo
 -  「OUR BEST - YOUR BEST」(2020年)より引用

 

おれはずっと考えてたんだ

もし見かけじゃなくお互いの本質を見ることができるなら

今夜は一緒にいようよ

おれはずっと考えてたんだ

結局もう遅すぎた

おれはもうおまえに落ちてる

 

※ past: 今の状態の奥・根底にあるものや過去。またはそれを現在地から見通しているイメージ。ぱっと目につくものや立ちふさがる障害物を見過ごして、その先を覗くこと。

 → “If you look past his bad attitude, you can see he is actually a good person.”: 彼の態度の悪さを見過ごせば、実際はいい人だと分かる。(※前置詞)

 → “She walked straight past me without saying a word.”: 彼女は何も言わずにわたしの前を素通りした。(※前置詞)

 → “It’s already past due!” = “It’s already overdue!”: もう(支払い)期限が過ぎてる!(※前置詞)

 → “Don’t live in the past.”: 過去に生きるな。(※名詞)

 → “I'm never going back, the past is in the past.”: もう二度と振り返らない、過去には囚われない。(※名詞) (Let It Go - Words by  Kristen Anderson-Lopez / Robert Lopez - 「Frozen(邦題:アナと雪の女王)」(2013年)より引用)

 → “The weather has been nice in the past few days.”: ここ数日間は天気が良い。(※形容詞)

 → “From past experience, I’d say she’s right.”: 経験上、彼女は正しいと思うよ。(※形容詞)

 → “The time for regret is past.”: 後悔する時間はもう終わり。(※形容詞)

 → “The first runner ran past just now.”: 先ほど一人目のランナーが駆け抜けていきました。(※副詞)

 

※ color: 色、個性、特徴、アイデンティティ、様子。または、何かに色をつけたり染めること。

 → “In Japan, the color of the sun is red, but in many countries, including the US, it’s considered yellow.”: 日本では太陽の色は赤ですが、アメリカを含む多くの国では黄色と考えられています。

 → “Recently, I’ve been learning the way for blending colored pencils on Youtube.”: 最近はYouTubeで色鉛筆のぼかし方を学んでるよ。

 → “The color drained from his face.”: 彼の顔から血の気が引いた。

 → “That restaurant is full of color.”: あのレストランには趣がある。

 → “Why don’t we wear something with our school colors tomorrow?”: 明日はスクールカラーのものを着ない?

 → “The national colors flew around the monument.”: 記念碑の周りに国旗が翻っていた。

 → “My son drew a cat and colored it brown.”: 息子は猫を描いて茶色く塗った。

 → “Don’t allow your friendship with him to color your opinion of him.”: 友情があるからといって、彼への評価を左右しないで。

 

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www.youtube.com

 


JIN AKANISHI 赤西仁 - LIVE TOUR 2016 〜AUDIO FASHION〜 in MAKUHARI

 

 かっこよすぎか!

 もう、発言とか行動とか全部ひっくるめて尊敬してます。ところどころ隙があってぽやぽやしている(※褒めてる)のも、きっと周りとうまく信頼関係を築いているからこそ見られることなんだろうなあ。

 もはやその、核となってる根本的な部分が好きなので、彼がおじいちゃんになっても好きでいるだろうという謎の確信があります。向こうもこっちも年を経て変わっていく部分もあるだろうけど、その変化=個性や成長を楽しみつつ見守っているので、引き続き自信を持って自分の道を進んで行ってほしいなあと思います。

 

 ご無沙汰しておりましたが、わたしは元気にしています。相変わらずアメリカはボルチモアに住んでいます。アメリカでは、COVID-19の流行を抑えるための制限内容が州ごと、都市ごとによってかなり異なりますが、ここボルチモアでは3月中旬からつい最近(6月上旬)まで外出禁止令(a stay at home order)が出されていました。段階的解除ということで現在もなお、10人以上の集会やいろんな行動が禁止されています。この期間にも、自分自身いろんなことに挑戦してみたり、OUR BESTや次々配信されるNO GOOD TVの動画に喜んだりしていました。やりたいことが次から次に出てきて、逆に忙しいような気もしています。不安は、日々学び行動し、ひとつひとつ最善を尽くしていくことでしか拭えないなあと改めて思います。

 ただ気がかりなのは、彼は今もアメリカにいるのだろうか…?今はいろいろと制限もあるし、ご家族もみな元気でいるかしら…。どうかみなさんも健康で、落ち着ける日々が1日も早く戻ってきますように。

 


Jin Akanishi 赤西仁 - OUR BEST 【Teaser】

 

 OUR BESTは、MY BESTもYOUR BESTも最高すぎて、これまでのことを振り返ったり感性を揺さぶられすぎて最初泣きました。ライブ動画も同様。そしてヘビロテしてます。

 “Wonder”がこうして聞ける、この奇跡よ…ありがとう各関係者のみなさま方…!

 YOUR BESTは、音源化されてなかった曲とかストレートな雰囲気のを中心に、ファンの票が集まった感じでしょうか。MY BESTは、本人からのメッセージとかっこよさを詰め込んだラインナップに思えてしみじみしていました。今までの節目節目を押さえて、曲調もバランスよく、愛に溢れた感じ。英語の曲のほうが、伝えたいことがストレートに歌詞に出てるような気がします。Go Higherも入るかなあと思ったけど、強めマインド曲(?)からはWe The Partyがやっぱりエントリーしましたね。この、みんなで突き進んでこう!感が好きです。

 

osanpopenguin.hatenablog.com

 


Jin Akanishi 赤西仁 - GOOD TIME (Official Video)

 

 “Wonder”の出だしを知っていたら、このPVや各ライブの演出を見て、作詞したあの当時に彼が何を見て(イメージして)いたかが鮮明になったはず。あるいは逆に、このPVや各ライブの演出を見ていたら、クラブに行ったことがなくても、この“Wonder”の出だしでその情景がすっと思い浮かぶはず。そういうのが分かる・しっくりくるようになるのも、英語を学ぶ醍醐味だと思っています。NO GOOD TVのAlterNative English企画もそうですが、何かを続けるには興味が湧くこと、そして楽しくて熱中できるようになることがまず何よりも大事だと感じます。英単語を1対1で追いかけて機械的に日本語に訳そうとする前に、英語を見たらまず単語や文の構造が持つ意味、その文の前後の流れから、これはどういう状況なのかという情景を一旦イメージしてみることが大切ではないかなあと思います。

 

 この曲“Wonder”は、人種差別からの自由を歌ったものであると解釈している方もいらっしゃるようですが、わたし個人的にはそれにとどまらないのではと思っています。というのは、「すべてのしがらみや偏見・バイアス・同調圧力、うわべだけの決めつけから自由になろう、個性や才能は抑えつけられたり盗られてはいけない、自分が好きなものを純粋に追い求めていきたいし、誰もがそれを自由に出来る社会になってほしい」という彼の真情の吐露なのではないかと感じるからです。

 つまりこの曲は、「みんなの気持ちを救えるように音楽含むいろんな行動で示しながらおれは突き進んでいくから、気に入ったならしっかりついてきてよ、自分の気持ちと時間を大事にね、気負いすぎずやりたいこと好きなことやろう、愛してるよ、大切な人たちがいつも周りで支えてくれてるからおれもこうして頑張れるんだよ」という、彼の普遍的なメッセージの始まりの曲なのではないかなあとわたしは思うのです。このあたりはNO GOOD TVのVol.2やVol.5、オリラジ藤森慎吾さんのYouTube(天津あんかけ焼きそば回)などからも読み取れるかも。本当にもう…こうやって彼らの本音が少しでも世間に出てくれて、嬉しくて仕方ない。分かる人だけ分かっていればいいとは思いつつも、分かっていない一部の人たちのせいで彼らが悲しい・不快な思いをするのはもう嫌なのです。(彼らが開き直ってそれをネタにしたときは一緒に笑い飛ばしてやりますが、それで彼らに不快な野次を飛ばすこと自体が正当化されるなんてことは勘違いも甚だしいし低俗だと思っています。) しっかり本質を理解しようと動くことができる人が多くなればなるほど、“よろしくない何か”の需要が無くなっていって、必然的に供給する側も消えていくのではないかとも思っています。

 


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 現在、アメリカを始めとして世界各地で黒人差別に反対するデモが行われています。日本(日本人)にはそんなに関係ないとか、どうせアジア人が結局一番下に見られてるんじゃないの、などと思っている方はいらっしゃいませんか?もしそう思ったことがあるならば、実際はそういうことではなく、日本人にとって他人事に思ってはいけないことなんだということをぜひ知っていただきたいなと思います。

 まずは、無言や無関心でいることこそが世の中の様々なバイアスを助長し長引かせている原因であるということを自覚し、今回の主役である彼らを支援することです。支援というのは、彼らのこと(歴史と実状)を学ぶこと・それを発信したり行動を起こすこと(その際に暴力的・攻撃的手段を取ってしまうとどういう影響や弊害が起きるか考えること)・金銭的にサポートすることなど、いろんな形があり、誰にでもできます。その上で、自分の身近なところや他の国にもある、そういった表層化している構造的差別の問題についても、少しずつでも学び、考え、行動し続けることです。

 元々アメリカは様々な人種を抱える国のひとつであり、各々の持つバックグラウンドも多様です。さらに昨今のアメリカでは、大統領選絡みの様々な政治的主張や、COVID-19への対応や経済への不信感、不安感も重なり、いろんな意図を持つ多くの人が今回のデモに関わる事態となっています。

 アメリカでは、都市やエリアによって人種の人口割合が大きく異なります。国勢調査によると、ボルチモア市ではだいたい白人の割合が30%、黒人が63%、アジア人が3%となっています。これがアメリカ全体で見るとだいたい白人が77%、黒人が13%、アジア人が6%であり、ロサンゼルス市ではだいたい白人が52%、黒人が9%、アジア人が12%ですから、ボルチモアでの黒人割合の高さが分かるかと思います。

 国内の一部の都市では、デモに暴徒が混じったことにより夜間外出禁止令(curfew)が出されているところもあります。が、ボルチモア市では「抗議活動は概ね平和的に行われているためその必要は見当たらない」と市長が明言し、発令は現時点ではされていません。基本的に、COVID-19の外出禁止令や制限はあっても、人権に関することなのでデモは行う権利があります、でも感染拡大を防ぐために互いに距離をとったりマスクで口を覆ったり検査を受けたりしましょう、そして暴動を起こさずこの抗議活動を成功させましょう、という共通認識があるように感じます。ニュースを見ていると、街中のそこかしこ、予想できない形で絶えず暴動が起きているような印象を受けかねませんが、抗議活動は基本的に、テレビ局や自治体のウェブ上やSNSで事前に日時と場所の予告がされ、そこに人が集うようになっています。もちろん平和的に行われていても、ふとした瞬間に些細なことがきっかけで過激化する可能性もあることから、外出(特に市街地)する際は実施状況や関連の交通規制等を確認したり、見かけても不必要に近づいたり写真を撮ったりしないようにと、大使館は呼びかけています。

 

www.census.gov

 

baltimore.cbslocal.com

 

 

 人種差別と聞いて何を思い浮かべますか?悪口を言われる、理不尽な対応をされる、などがあるかもしれません。それが個々のケース(面と向かってなにかされる)であっても不快だし、あってはならないことです。それにとどまらず、社会通念のようにそれが染み込んでしまっているがために、当たり前の権利が今もなお彼らには保証されていないという事実があります。しかも、周囲が無言を貫くことで、誰もが無意識のうちにそれに加担し、助長させてしまっているのが現状です。また、権力がある人たちにとって都合がいいように歴史(事実)がいつの間にか修正され、彼らにとって不都合なことが無かったことにされてしまうことすらあります。それらが認知されないまま、“異議あり!”と行動する勢力が小さいままでは、いつまで立っても状況は変わらない。そういう体質が根付いてしまっている現状が、まさに問題なのです。

 

 黒人差別というと、あまり身近に感じない方もいらっしゃるかも知れません。もしそうであったなら、他の様々なケースを考えてみましょう。例えばですが、

・「ここ最近は外国人研究者の活躍が目覚ましい」というニュースを報道するときに使用されるアニメーションでは、金髪碧眼(欧米系)のキャラクターが多かったりはしませんか?また、「ここ最近は外国人の貧困・日雇い労働者が増加している」というニュースの場合ではどうですか?

・おしゃれな雰囲気を持つ日本のとある街に中国人の方がたくさん引っ越してきたとしたら、SNSや身近な人に何か意見を述べますか?それがフランス人の方だった場合、発言内容は全く同じですか?

・「ここで食中毒が起きてしまったらしいよ」と指さされた先に、似たような規模のインド料理店とイタリアン料理店があったとき、なんとなくこっちかと決めつけて話を進めたりなどはしていませんか?

・コンビニでレジ打ちをしている人が日本人か外国人か、男性か女性か、年配の方か若者かの違いによって、気が大きくなって失礼な態度を取ったり使い分けてなどはいませんか?

・男性と女性の収入の統計で女性の方が低い実態を見たときに、「そんなもんだよな」「しょうがないよね」と発言したり、同調したりしていませんか?

・「男の子なんだからいっぱい働いて稼がないと」「女の子はどうせ結婚して子供を生むんだから勉強も仕事も程々でよい」などと発言してしまったり、そういう意見に同調してしまったことはありませんか?

・オフィスにお客さんが来たとき、その場に社員が男女ともいるのに女性に向かってお茶汲みを頼んでしまったり、そういう場面を黙認してはいませんか?

・女性(男性)ばかりの職場で男性(女性)がうまくやるには、そこの多数派に気に入られることだと、自分の素ではないキャラを演じてしまったりはしませんか?

・同性婚の社会的な取り扱いは、異性婚と比べて不利になってはいませんか?

・「お笑い芸人なんだから何をネタにしてもよいし、ひどい扱いをしてもよい」「芸能人なんだから世間から叩かれても文句は言えない」と言ったり、同調してはいませんか?

...これらはみな、差別や偏見が表層化しやすい例の一部ではないかとわたしは考えます。もちろん、全てを心の底からバイアスなく考えられることが一番です。が、例え自分の経験上それが難しかった場合でも、その心の声を周囲にそのまま垂れ流すこと無く、”権利を同様に保障する”発言をする、行動をするということが、これからの社会をつくるには必要不可欠です。そうしないと、社会的構造や政治が、いつの間にか”誰かを優遇し誰かを見ないふりをする”内容になっていってしまうのです。

 「私は/俺は、そんなことしない/見たことない。」と主張することは、無意識にか意識的にか、自分が“多数派”に所属していて(あるいは“少数派”に所属しているけど“多数派”に気に入られようとしていて)、こういった事情に無知なんです、あるいはそんな不都合な事情はこの社会からもみ消しましょう、と主張しているのと事実上同じことではないでしょうか。いつでも、“多数派”の人たちが聞く姿勢を持ち、“多数派”と“少数派”の両方にとって優しい社会になるように行動をし続けないと、事態はいつまでたっても好転しません。そして、成長し続ける世の中においては、現状維持ですら退化なのです。

 

 

note.com

 

note.com

 

note.com

  

アメリカの歴史:黒人と白人 http://innadeshikoway.com/?p=7116

Talking About Race | National Museum of African American History and Culture

 

: スレッド全体要必読です。

 

wired.jp

 

 : スレッド全体要必読です。 

 

 

 

 

www.huffingtonpost.jp

 

 

 世の中にはたくさんの情報が溢れていますが、何も信じられなくなってしまったり無力感を感じてしまったりする必要は、まったくありません。それだけの情報量に触れようと思えば触れることができ、いろんなものの見方を知り、よろしくない動きも明るみに出やすいということは、本来とても希望があり喜ばしいことだと思います。混沌とした状況が疲れるからといって、情報や言論が“誰かの手によって気付かないうちにシンプルに纏められ統一される”ことの方がよっぽど恐ろしいんだということを、どうか忘れないでください。四六時中、世の中のことを考えてため息や悪態ばかりついていなければならない、ということでは決してありません。その途方も無い情報量と力に疲れてしまったときは、一呼吸置いてしばしの間、距離を取ればよいのです。ただ、発言したり間違うことを恐れすぎず、毎日のふとした瞬間にほんのちょっとづつでも、これって実際どうなんだろうとか、本当にこれだけが真実なんだろうかとか、ぜひ“Wonder”し続けていただきたいと思うのです。

 2009年・2011年のfeat. Crystal Kayさんのバージョンの“Wonder”には、ここにはないカットされた歌詞があります。その部分も素敵なので、興味がある方はぜひ調べてみて下さいね。

 

 以上、何かしらが少しでもどなたかの参考になりましたら幸いです。